韓国へ渡航する際は、税関で規制品目や禁止品目を申告する必要があります。そのためには、韓国の税関申告書に記入する必要があります。
この韓国渡航者申告書は、紙またはアプリで記入することができます。
だれが韓国の税関申告書に記入する必要がありますか？
韓国の税関申告書に記入する必要があるのは、特定の品目を持ち込む場合のみです。
韓国の税関規制によると、以下を持ち込む場合は申告書に記入し、到着時に税関職員に提示しなければならなりません：
- 法律で申告が義務付けられているもの
- 免税限度額を超えるもの
- 10,000 米ドルを超える外貨現金
- 800 米ドルを超える商品
以前は、申告事項の有無にかかわらず、すべての旅行者に韓国税関申告書への記入が必須事項となっていました。しかしながら、今はその必要はなくなりました。
2023 年 5 月 1 日以降、申告するものが何もない場合、税関で「申告事項なし」のルートを通過するだけで、申告書への記入は一切必要ありません。
韓国渡航者申告書作成プロセス
申告する品目がある場合は、申告書に記入する必要があります。これには 2 つの方法があります：
- 到着時に入手できる用紙
- 個人の携帯デバイス上のアプリ
韓国の通関規制を遵守するため、以下の情報を提供する必要があります：
- 個人情報：氏名、生年月日、連絡先電話番号、パスポート番号
- 一緒に旅行する家族の人数
- フライト/船舶の詳細
- 韓国での滞在期間
- 宿泊先住所
- 申告する品目の詳細
フォームの空欄に必要事項を記入するか、該当する項目にチェックを入れてください。
韓国の輸入規制について
韓国の税関規則では、特定の品目を申告する必要があると定められています。これらの品目を国内に持ち込むには、特別な許可が必要となります。
韓国では以下の品目の持ち込みが規制されており、税関での申告が必要です：
- 銃器: レプリカ、玩具を含む
- 貴金属: 日常的に使用するゴールドジュエリーは含まれません
- 麻薬: マリファナや大麻、コカイン、アヘンなどを含む違法薬物
- 動植物: 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約（CITES）で保護されている動植物とその産物
- 水産動植物: 漁業法および水産動植物の移動および承認に関する規則の対象となっているもの
- 毒物: 水資源の質や栽培用苗木の生育を脅かす可能性があるもの
韓国への金銭の持ち込み
韓国には韓国ウォンおよび/または 10,000 米ドルまでの外貨を持ち込むことができます。これにはトラベラーズチェックも含まれます。
10,000 米ドルを超える支払手段は、韓国の税関申告書に記入して申告する必要があります。
韓国に持ち込めないものはありますか
韓国の税関では、禁止されている品目がいくつかあります。以下のものが含まれます：
- 性的に不適切なもの
- 偽造/変造/偽造通貨または債券
- 国家憲法、公安、社会慣習に違反する書籍、写真、ビデオテープ、フィルムなど
禁止されている物品を韓国に持ち込んでいるのが見つかった場合、禁止されている物品は没収される可能性が高くなります。また、法的責任を問われる場合もあります。
韓国に持ち込める食品はどのようなものですか
韓国の税関を通る際に、注意すべき食品規制もあります。
韓国税関の食品規制により、以下の食品は到着時または出発時に申告する必要があります：
- 肉類および鶏肉: 牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉など
- 食肉加工品: ハム、ソーセージ、ベーコン、ビーフジャーキー、牛肉のマリネ、缶詰など。
- 卵製品: 全卵、卵白、粉末卵など
- 乳製品: 牛乳、チーズ、バターなど
- 植物: 果物、野菜、ナッツ類、薬草など
承認された輸出国からの畜産物も検疫プロセスを通す必要があります。
韓国に持ち込めるお酒の量はどれほどですか？
韓国の輸入規制では、19 歳以上の旅行者は 1 L（ボトル 1 本 までのアルコール飲料を持ち込むことができます。価格は 400 米ドルまでです。
超過分については輸入税が課されます。
韓国の税と輸入における関税
韓国に入国する旅行者の免税許容量は以下の通りです：
- 香水 60 ml
- 600 米ドルを上限とする個人使用目的の贈答品および商品
- タバコ 200 本、葉巻 50 本、電子タバコ 20 mg、またはタバコ製品 250g（19 歳以上の旅行者）
- アルコール飲料 1 L（ボトル 1 本）（19 歳以上の旅行者）
その他の商品には輸入税が課されます。
韓国ではすべての輸入品に一律10% の付加価値税が課されます。特定の贅沢品や消費財には、10～20% の特別物品税が課されます。
韓国の関税と税金は、商品が通関してから 15 日以内に韓国ウォンで支払わなければなりません。
